エベレストの麓で暮らす勇敢で忠実な山岳民・シェルパ。彼らは自然環境と対峙しながら、いかにして道なき道を見出すのか。山岳民「シェルパ族」と、職業としての「シェルパ」と生活をともにした著書が、ティム・インゴルドら人類学の最新の知見を補助線に、人間と環境とのつながりに意味を問う。人間にとって「道」とは何か、世界とは何か〓〓シェルパの生き方を通じて考える。