• 著者藤原定家/久保田 淳 訳

新古今和歌集 下

中世に花開いた独特の美意識による勅撰集『新古今和歌集』。その成果は空前絶後の高峰となっています。百人一首に選ばれた「玉の緒よ絶えなば絶えねながらへば忍ぶることのよわりもぞする 式子内親王」や、「幾夜われ波にしをれて貴船川袖に玉散る物思ふらむ 藤原良経」など、華麗な言葉でつむがれた名歌の宝庫です。下巻には、古典和歌の華である、恋の歌を中心に雑歌・神祇歌・釈教歌、約千首を収載。最新の成果を取り入れた決定版。

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