• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.2048 2019.1024

①2級高次脳機能障害を残し施設に入所する57歳男子の65歳からの自宅介護を否認し、現行の施設介護による将来介護費用を認定した ②自賠責3級3号高次脳機能障害認定を受ける63歳男子の自宅付添看護費を日額4,000円、将来介護費を19年間日額5,000円で認定した ③40歳代女子9級主張の外傷性てんかんは脳波検査で異常認められず発症を否認した ④54歳主婦の追突され従前事故で全快した脳脊髄液減少症等が再発又は増悪し12級後遺障害を残したとの主張を否認し後遺障害の残存も否認した ⑤追突された乗用車に同乗中の28歳女子主張の12級6号左肩関節機能障害を否認し12級13号左肩関節痛等併合12級を認め10年間14%の労働能力喪失で逸失利益を認定した ⑥男子Xの第2事故での症状固定日を約3ヶ月後と認定し第1事故での傷害も含まれている等から治療費の5割を第2事故と因果関係のある損害と認めた ⑦ガソリンスタンドから右折進入Y乗用車を避けて非接触・転倒し起き上がり路上歩行中に後続W乗用車に衝突されたA自動二輪車の過失を1割と認定した ⑧合図直後に車線変更してきた被告乗用車を避けて転倒した後続原告自動二輪車の過失を否認した ⑨経済的全損の大型冷蔵冷凍車の時価額は中古車市場が存在することから同市場の販売価格を参照に算定するとして車両損害額を認定した ⑩軽微追突による整骨院施術費請求は同院院長及び本件事故被害者である従業員の共同不法行為による水増し請求が認められるとし甲損保に対する損害賠償義務を認定した ⑪急ブレーキを掛けY普通貨物車に追突されたX乗用車には本件と同類型の多数の追突事故歴があることから故意事故を認めYらへの請求を棄却し、保険金の返還義務を認定した ⑫電柱に衝突の自損事故で負傷したと保険金請求するXは道交法65条1項の定める酒気を帯びた状態であったと酒気帯び運転免責条項を適用し請求を棄却した

>> 続きを表示