名門・師団坂法律事務所。しかし創設者を喪って以来、事務所の経営は下降の一途。創設者の娘で弁護士の芽依は、助っ人として、元医師で弁護士の鷹野和也を海外から招聘する。ほっとした矢先、鷹野は事務所を「診断」し、無能な弁護士を「切除」すると宣言。しかも死刑求刑不可避な裁判で、死刑を回避すると言い出し、交差点に突っこんで死傷者を出した男の弁護に挑む。新時代を切り拓く、絶対的に面白いリーガル・ミステリ。(単行本『JUSTICE』改題)