岩波書店の製作者として、広辞苑、日本古典文学大系をはじめ数々の代表的な本づくりに挑戦し、戦後の書物文化の輝かしい一翼をになった故人の迫真的なドキュメントと意見。本を愛するすべての人びとへの実作者による平易かつ鮮明な"書物への招待"である。