• 著者林立夫 村田誠二
  • 出版社リットーミュージック
  • ISBN9784845634798
  • 発行2020年2月

東京バックビート族 / 林立夫自伝

1970年代初頭から、現在に至る日本ポップスの新たな"起点"となり活躍し続けてきた名ドラマー、林立夫の自伝。50's少年期から60's学生時代、小坂忠や松任谷正隆らと組んだフォー・ジョー・ハーフを端緒に、キャラメル・ママ、ティン・パン・アレーを経てスタジオ・ミュージシャンとして一時代を築き、80年代"引退"にともなう第二の人生、そして、90年代の復帰から現在の活動まで、あらゆる時代を通して、いかにして音楽的な創造力やセンスを培い、どんな想いで各時代を駆け抜けてきたかを、本人の語りによって明らかにする。青山育ちである著者がさまざまな人間関係を築いた"昭和・東京"、そこには、50'~60'sのR&Rやポップス="バックビート・ミュージック"に多大な影響を受けた"ギャング"たちがいた。彼らがその後、日本のポップス界に残してきた功績はあまりにも大きい。荒井由実、大滝詠一、大貫妙子、鈴木茂、高橋幸宏、細野晴臣、矢野顕子など、第一線のアーティストと共に、日本ポップスにグルーヴを刻み込んだ最重要人物である林立夫、その存在と生き方に今こそフォーカスするべきである。

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