近くの書店で在庫を調べる
  • 著者新倉貴仁
  • 出版社青弓社
  • ISBN9784787234667
  • 発行2020年3月

山の手「成城」の社会史 / 都市・ミドルクラス・文化

高級住宅街として全国的に知られ、学園都市としても有名な成城という街はどのようにできあがり、そこにはどのような文化が生起したのか。
武蔵野台地の南縁に位置し、関東大震災後に開発され、ミドルクラスが移り住んだ成城を語るために、横溝正史、丹下健三、三船敏郎という成城に居を構えた著名人たちの来歴を振り返り、小説・建築・映画から都市と文化の諸相にアプローチする。
また、モダニズム建築や都市計画、東宝をはじめとした映画産業との関わり、「教育と家族」という視点から、成城の街がほかの私鉄沿線の郊外住宅地とは異なる固有性を得るに至った経緯を明らかにする。
成城というユニークな「山の手」の街を切り口に、日本社会のミドルクラスとモダニズムの関係に迫り、それを生きた人々の経験をすくい取る。

>> 続きを表示

この本を借りた人が、最近借りている本

  • モーツァルトで一日が始まり一日が終わる
  • わたしの源氏物語
  • 一瞬でいい
  • 後妻業
  • 愛しすぎなくてよかった
  • 師匠はつらいよ 藤井聡太のいる日常
  • 九十歳のラブレター
  • ヴァンサンカン・結婚
  • 舟を編む
  • 職業としての小説家