相続では、理性より感情が優先される。頭では理解したつもりでも、心情的に納得できないから揉めることになる。子どもが平等に相続権を有する時代になり、子どもの意識も変化している。揉めないためには、親が自分の相続の道筋を付け、子どもの納得感を高める準備をしておくことが大切――。信託銀行で長年相続の現場に立ち会ってきた筆者が、豊富な経験を踏まえてつづった長寿時代の"円満相続"の指南書。