• 著者 佐々木 みよ子、 森岡 ハインツ

快楽亭ブラックの「ニッポン」―青い眼の落語家が見た「文明開化」の日

昨今日本に住み着く欧米の方も増えているが、幕末から明治期にかけて近代日本の変化とともに生きた人が、小泉八雲と並んでこの人だ。小さめの活字で真摯な研究書になっている点が素晴らしい。残念ながら小泉八雲ととの関わりは出てこないが、同時代に活躍した二人であった。(ブラック1858-1923,小泉1850−1904) ブラックは父親と二代にわたる日本びいきであった事や、養子に日本人を迎えフランス人の女性が同じく芸人として養子と結婚した事など、エピソードも豊富。

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