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  • 著者中井龍彦
  • 出版社澪標
  • ISBN9784860784713
  • 発行2020年4月

吉野山河記

生活の糧としてきた森林に対する山人の深い嘆き。嘆きであると同時に愛情に満ちた眼差しで、静かに林業、とりわけ日本の三大美林のひとつである吉野の杉や桧について語る。杉花粉症が現代社会に悪さをするようになった背景を明快に分析している。もう、こういことを書ける山人はいないだろう。吉野の山の不器用な語り部、無骨ながら純粋なたましいの継承者だ。  (歌人・喜多弘樹)

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