• 著者井上晃
  • 出版社青弓社
  • ISBN9784787220882
  • 発行2020年8月

セーラー服の社会史 / 大阪府立清水谷高等女学校を中心に

セーラー服イコール女学生。このイメージは日本に広く定着しているが、セーラー服の源流は19世紀イギリスの水兵服である。外国に起源をもちながらもいまや日本の女学生の象徴になったセーラー服は、なぜこれほどまでに人々に愛され、日本に定着したのか。
大阪では「清水谷ブルー」の愛称で親しまれ、ドラマ『カーネーション』や映画『逆光の頃』などの撮影にもよく使われる大阪府立清水谷高校のセーラー服に着目して、セーラー服の変化を追う。明治期の和服から大正期の袴、そして洋装の制服としてのセーラー服の発明へ。セーラー服を切り口に、日本の洋装化の一端も見えてくる。
「制服がかわいいからあの学校に進学する」。こうした入学動機に裏打ちされるセーラー服の魅力に迫りながら、一つの高校のセーラー服の120年間を200点以上の写真とともにたどる。
目次
第1章 セーラー服の歴史
第2章 日本の女学生の制服の流れ
第3章 清水谷高等女学校の制服
第4章 戦後――清水谷高等学校の制服
第5章 清水谷セーラーをめぐるエピソード
第6章 清水谷の体操服
第7章 制服の今後について

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