ADHD(注意欠陥・多動性障害)の正しい理解と治療法(Q&A形式)
キレる子や落ち着きのない子など、子どもたちの心の問題が多様化し、保護者や学校教師の経験や知識では対応が困難なケースが増えてきており、学校外の専門家との連携が今後ますます重要になると思われます。その一つとしてADHDの問題があります。 ADHDとは、注意力の欠如や多動、衝動性などの症状が著しく、家庭や学校での社会生活に対応できないような障害のことです。この障害は子どもたちの3~5%にみられるといわれ、おもに小学生に多く認められます。この本は、子どもが示す多動状態について、医学や心理学のこれまでの研究成果や体験をふまえて、実際に子どもたちの多動をどう理解し、対応していけばよいのか、わかりやすい一問一答形式でまとめたものです。