森に捨てられたピアノ……そのピアノをオモチャがわりにして育った少年・一ノ瀬海は、かつて天才の名をほしいままにしながら事故によってピアニスト生命を断たれ小学校の音楽教師になっていた阿字野壮介や、偉大な父を持ち自らもプロを目指す転校生・雨宮修平らとの出逢いから次第にピアノに魅かれていく……!!
雨宮がカイのピアノから逃れるようにザルツブルグへと海外留学し5年が過ぎた。異国の地で、なおも自分のピアノが好きになれず悩む雨宮は偶然耳にしたカイの音色を追って日本へと帰国する。必死にカイを探す雨宮、そこで出会ったのは……!?