閉鎖型学習空間打破への新たな試行。授業は学生への知識提供の場という、教員の多くが抱いている通念は今や破綻しつつある。今日の学生は知識と共に、あるいは知識以上に、自己を刷新へと導く未知の起動力と体験を大学に求めているのだ。教員だけでなく学外からの授業協力者・見学者、さらに学生自身も隔てなく発言・参画しうる新たな協働授業形態は、学生はじめ参加者をどう変えたか-本書は、この劇場型授業の実践記であると共に、内容、意義、将来展望等、当事者21名を結集した貴重な論考集である。