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今こそ「学びたい」「伝えたい」私たちの国の歴史
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講談社 学習まんが 日本の歴史 第16巻(全20巻)
監修者:舟橋 正真(成城大学非常勤講師)
漫画家:山下 てつお 代表作:『ガチンコッ!』
「その視線は、世界へ!」。
明治期、多くの研究者・政治家たちが海外に渡り、進んだ文化を吸収していった。
<収録内容>
第91話 「ゆれる東アジア」
明治期、日本は積極的に海外に進出。朝鮮を開国させるが、清と対立する。
第92話 「条約改正」
幕末に結んだ欧米諸国との不平等条約を改正するための歴代外相の苦闘が続く。
第93話 「日清戦争」
朝鮮をめぐる清との対立は戦争へと発展。勝利するも三国干渉にあう。
第94話 「日露戦争」
南下するロシアに対し反感の世論が高まるなか、ついに政府は開戦を決定する。
第95話 「ポーツマス条約」
日露戦争で勝利をおさめた日本は、アメリカの仲介で講和条約を結ぶ。
第96話 「韓国併合」
大陸進出を本格化した日本は、韓国の政治に介入を深め、ついに植民地とする。
<監修者のことば>
この巻では、近代国家を形成していく明治期日本が、
欧米列強と肩を並べるに至る道程をダイナミックに描いています。
注目は対外関係です。朝鮮の主導権をめぐって日本は、
アジアの大国・清国との間で戦争をはじめます。
近代日本最初の対外戦争に勝利した日本でしたが、
その後、ロシアが南下政策を進め、満洲そして朝鮮へと進出していきます。
日本はイギリスと同盟を結び、ロシアとの交渉を続ける一方で、
戦争への準備を進め、最終的に開戦へと至ります。
日清戦争後、軍備拡張を進めてきた日本は、多大な犠牲を払いながら
「総力戦」としての日露戦争に勝利し、列強の一員となっていきます。
その道程は、東アジアにおける国際関係に大きな変化をもたらします。
近代日本の歩みと国際関係を考えるとき、日清・日露戦争は、
その後の展開にどのような意味をもったのでしょうか。
本巻を通して、世界史的な視点から
明治期日本の対外関係をふりかえってほしいと思います。