• 著者新藤兼人
  • 出版社集英社
  • ISBN9784087488906
  • 発行1998年12月

おもちゃ

京都祇園の置屋、藤乃家の「仕込みさん」時子は、西陣の貧しい機織りの家に生まれ家計を助けるため奉公にでていた。女将の里江をはじめ、照蝶・君龍・染丸の三人のお姐さんの身の回りの世話、礼儀作法の修得、芸事のお稽古にと朝早くから一日中キビキビと健気に働いている。そんな時子もついに舞妓となる時がきた。「おもちゃ」という名で。華麗な花街に咲いた一人の少女の旅立ち。巨匠・新藤兼人が書き下ろす映画「おもちゃ」の原作。

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