依頼を受け悪を討つ-闇の仕置人の組織「六道捌き」。此度の標的は、一万石の大名である名越正邦と、子飼いの御使番・笹岡安二郎という大物だ。両者は立場を利用し、幾多の役職を賂と引き替えに斡旋。一方で、罠にかけ断絶に追い込んだ武家も数多あるという。両家に探りを入れる佐吉と伊助。だが、伊助はそこで、幼馴染みの男女に再会してしまうのだった…。