• 著者南原幹雄
  • 出版社小学館
  • ISBN9784094048315
  • 発行2000年11月

番町牢屋敷

「ここは何だ?どこなんだ?」杵右衛門は恐怖を見せて立ち止まった。「お前のような悪党を入れておく場所だ。生かすも殺すも、こっちの勝手だ」江戸は番町の一角、人に知られざる地下牢がある。十七年間、南町奉行をつとめた根岸肥前守正虎は、秘かに同心や与力を集めて、"根岸組"を結成した。いわば江戸の私設警察である。町奉行の手が届かない幕臣、大名、僧侶等、権力をかさに法の網をくぐり悪徳のかぎりをつくす輩をしょぴき、世の正義によって次々と裁く異色捕物シリーズ。

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