成長社会から人口減少社会へと世の中が変化し、マーケティングは時代の転換期を迎えています。
マーケティングの意味合いが、単発的に売れる「仕掛け」ではなく、持続的に売れ続ける「仕組み」へとシフトしつつあります。今求められているのは「売るための努力をしない努力」なのです。
本書は、一度だけ「買いたい」仕掛けではなく、何度も「買いたい」仕組みをつくる方法論をまとめたものです。何度も「買いたい」を分析していくうちにヒット習慣メーカーズがたどり着いたのは、生活者の「習慣化」です。新しい習慣は今までも生み出されてきましたが、その方法論についてはほとんど議論がなされませんでした。
習慣を生み出す方法として、3つのステップを定義しました。Prediction(習慣を予測する)→Addiction(習慣を設計する)→Conversation(習慣を広げる)の流れで考えることを、「PACフレーム」と名付け、それぞれのステップで必要な方法を具体的に解説しています。
● 何度も「買いたい」仕組みのつくり方がわかる
● 売れ続ける「習慣化」という魔法とは?
● 習慣化 = 予測 + 設計 + 拡散