今日の経営者や世のリーダーと呼ばれる人たちが、社会と謙虚に向き合える経営者たり得るかどうか、傲ではなく謙としての人間の原点に復れるかどうかが、企業の永続的発展への道が開かれるかどうかの分岐点なのである。『貞観政要』はそうした人間学に直参するための契機になるであろう。