「時代に合った絵本を作りませんか」 敗戦からまだ10年も経たない混乱期。日々の生活を成り立たせるのに精一杯の日本で、だからこそ、子どもたちに明るい未来を約束しようと、新しい絵本作りに挑戦した作家の卵と若き編集者がいました。加古里子と松居直。ふたりはどのように「時代に合った」かつ「子どもが繰り返し楽しむ」絵本を生み出し、日本のみならず世界にも絵本の種をまき、育ててきたのでしょうか。その出会いと仕事の一端を、娘たちが貴重な資料をまじえて語り合います。