• 著者三浦哲郎
  • 出版社中央公論新社
  • ISBN9784122069015
  • 発行2020年6月

盆土産と十七の短篇

えびフライは、口のなかに入れると、しゃおっ、というような音を立てた――。
東京へ出稼ぎに行った父が、えびフライを携えて帰る「盆土産」ほか、
「金色の朝」「春は夜汽車の窓から」「とんかつ」など、
中学・高校の国語教科書で親しまれた名作を中心に編んだ、文庫オリジナル短篇集。
川端康成文学賞受賞作「じねんじょ」を収録。
自作について綴った随筆三篇を付す。〈巻末エッセイ〉阿部 昭
【目次】
盆土産
金色の朝
おふくろの消息
私の木刀綺譚
猫背の小指
ジャスミンと恋文
汁粉に酔うの記
方言について
春は夜汽車の窓から
おおるり
石段
睡蓮
星夜
ロボット
鳥寄せ
メリー・ゴー・ラウンド
とんかつ
じねんじょ
  〇
〈自作について〉
「盆土産」のこと
「金色の朝」のこと
一尾の鮎
  〇
〈巻末エッセイ〉
仕事場の住人 阿部昭

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