• Author自動車保険ジャーナル

自保ジャーナル No.2059 2020.4.9

①高速道路で路肩停車中に大型貨物車に追突された男子の5級主張高次脳機能障害を否認、9級主張の頸髄損傷も否認し自賠責同様14級後遺障害を認定した ②症状固定時37歳女子主張の軽度外傷性脳損傷による2級高次脳機能障害は典型的な症状の経過にそぐわないと発症を否認した ③フォークリフトに右足を轢かれた29歳男子の右母趾用廃等を労災同様併合11級認定しセンサス同学歴全年齢平均を基礎に10年間20%、以降28年間14%の労働能力喪失で逸失利益を認めた ④追突された40歳代女子会社員の左肩腱板損傷との因果関係を認め12級後遺障害を認定し10年間14%の労働能力喪失で逸失利益を認めた ⑤自賠責12級右下肢瘢痕を残す11歳女子小学生の後遺障害逸失利益を円満な対人関係の構築や円滑な意思疎通の実現に影響を観念することができないと否認した ⑥追突された34歳男子主張の11級眼球調節機能障害は本件事故による外傷で生じた視力障害とは認められず調節力低下との因果関係を否認し後遺障害の残存を否認した ⑦体調不良により高速道路の第1車線にはみ出し路側帯に停車中に被告大型貨物車に追突された原告中型貨物車は路側帯端に十分寄らなかったと2割の過失を認定した ⑧積雪道路で合図なし車線変更被告タクシーを避けようとして非接触スリップした原告乗用車は滑止め措置せずに走行したと2割の過失を認定した ⑨歩道に進出するため減速して後続普通貨物車に衝突された原付自転車に55%の過失を認定した ⑩路外右折進出の対向中型貨物車に衝突されたA側車付軽二輪車の過失を既右折状態に衝突とヘルメット不着用から2割と認定した ⑪被告タクシーに衝突された青信号交差点横断歩道付近を斜め横断の70歳女子自転車の過失を4割と認定した ⑫降雨の夜間、幹線道路を自転車で横断中に被告乗用車に衝突された77歳女子原告の過失を3割と認定した ⑬駐車場に駐車中の初度登録から11年X乗用車の車上荒らしはXらの関与を否認し、修理費約9万円の損害を認定した ⑭高速道路走行中の飛び石による被保険車両フェラーリのフロントガラス等損傷は本件事故以前から重複する損傷部位が相当存在していた可能性から事故の発生は認められないと保険金請求を棄却した

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