• 著者佐藤由美子
  • 出版社柏書房
  • ISBN9784760152490
  • 発行2020年7月

戦争の歌がきこえる

「僕は日本兵を殺した」
私か?アメリカのホスヒ?スて?見届けたのは、
第二次世界大戦を生き抜いた人たちの最期だった。
思い出の音楽とともによみがえってきたのは、
語られずにいた数々の証言。
「マンハッタン計画にかかわっていたんだ」
男は涙ながらに告白し、
「彼らが来る!ナチスが来る!!」
女は恐怖に囚われつづけた――。
これは、ひとりの音楽療法士が記録した、
日本人の知らない「もうひとつの戦争の記憶」であり、
「戦争」の比喩か?不気味に飛ひ?交う現代日本において、
トランスナショナルに平和の意味を考えるための一冊である。

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