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  • Author若松英輔
  • Publisher亜紀書房
  • ISBN9784750516233
  • Publish Date2020年8月

弱さのちから

弱さを肯定するところから、生まれるもの。
強くあるために勇気を振り絞ろうとする。
だが、そうやって強がろうとしても、勇気は湧いてこない。
勇気は自分の「弱さ」と向き合いつつ、大切な人のことを思ったとき、どこかから湧出してくる--。
弱さを克服し、強くなることが善とされてきたが、それは本当だろうか?
自分と他者の弱さを見つめ、受け入れることから、信頼やつながりを育む真の強さが生まれるのではないか?
現代に鋭い問いを投げかけ続ける批評家が、危機の時代を生き抜くための叡智を、やさしく語る。
【目次】
はじめに

 ・天耳(てんに)
 ・弱い自分
 ・おそれと向き合う
 ・弱さに学ぶ
 ・見えないものの復興
 ・賢者と「時」の感覚
 ・無常と情愛

 ・言葉のともしび
 ・遅れてきた新学期
 ・「弱さ」において「つながる」社会
 ・弱さの彼方にある光--敬意と愛と正義
 ・闇を照らす言葉

 ・いのちを守る
 ・いのちと経済をつなぐもの
 ・愛に渇く
 ・言葉に渇く
 ・言葉の護符
 ・仕事
おわりに
 

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