特攻の町・知覧。昭和16年、南九州の端にあるこの町に大きな滑走路と飛行学校が完成しました。そして、純真無垢な少年飛行兵達が主人公(嶋田栄子)家族が知覧の地で営む食堂(幸福食堂)に集まっては去っていきました。開戦から3年目の秋。戦況は悪化していき、ついに『特攻作戦』が……。
そんな頃、幼なじみの保も知覧から飛び立つことに…。そして、あの朝鮮人飛行兵も惜別の唄を残して飛んでいき……。
知覧に実在した『富屋食堂』と『特攻の母』と呼ばれた鳥濱トメさんの遺族への取材を通じて紡がれる戦争ドラマ。
終戦近しの第3巻。