世の中は、数字に溢れている。
「10%還元」「降水確率0%」「乳酸菌100億個」「5㎝痩せられる」「感染者50人」……。
数字で説明されると、わかりやすいし、説得力があるように感じられる。しかし、鵜呑みにしてはいけない。嘘やデタラメばかりだからだ。安易に信じてしまうと誰かの「カモ」になって、人生を狂わされることになるだろう。
それでは、人生を狂わされないようにするためにはどうすべきか?
数字の嘘を見抜くことが必要である。ただし、数字の嘘を見抜くためには「数字リテラシー」を習得しなければならない。「数字リテラシー」とは、数字の裏側やカラクリを知り、数字を正しく理解する能力のことである。本書は、「数字リテラシー」を習得するための入門書である。
数字の嘘を見抜くためのポイントを具体的に紹介しているので、本書を読めば数字に騙されないリテラシーを身に付けることができるはずだ。