• Author伊藤操子
  • Publisher農山漁村文化協会
  • ISBN9784540191251
  • Publish Date2020年9月

多年生雑草対策ハンドブック / 叩くべき本体は地下にある

温暖化、CO2濃度上昇などで雑草の勢いは増すばかり。大型雑草が猛威を振るい、畦畔・法面・耕作放棄地・公園・河川敷・堤防・道路・鉄道などで大問題になっている。地下に栄養繁殖器官(根茎、クリーピングルート、短縮茎)をもつ多年生雑草だ。しかし、多くの人は多年生雑草の本体である地下部のことをほとんど知らず、不適切な管理で雑草を増やしている。慣例化している年2回の草刈りで萌芽や初期生育を促すなどは、その最たるものだ。地下部からの再生を阻止するには、地下部を理解し、人間の管理の仕方に雑草がどう反応しているかを知ることが不可欠だ。本書は、多年生雑草(特に地下部)の生理生態を明らかにし、それを踏まえた効果的な対策(草刈り、耕起、除草剤、防草シート、被覆植物など)を示す。さらに、問題草種ごとに写真と地下部イラストを掲載し、生態と管理法を詳しく解説する。類書がなく、農村都市を問わず、生活圏全体の雑草対策に役立つ。

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