本書では20世紀の現代教育史に重点をおいている。20世紀は「児童の世紀」ではなかったとしても、「教育改革の世紀」であったことは確かであり、20世紀の学校は教育改革で始まり、断続的な教育改革の波によって右に左にと大きく揺さぶられてきたからである。近代以前の教育および近代教育史についても、現代教育との関連をできる限り意識して叙述。また、諸外国の教育改革についても日本の教育改革との比較・関連づけをできる限りはかっている。