日本の教育システムの基本的な構造をどのようにとらえ、その形成と変動の過程をどう説明するのか-それがつねに、著者のこだわり続けてきた主要な問題関心であり、研究上の主題である。本書に収められた一七編の論文は、そうしたこだわりの産物である。