わずか18の詩篇だけを積んだ『孔雀船』を残して、明治の詩壇から消え去った伊良子清白。捨てられた数々の詩と厖大な日記を読み解き、ゆかりの地を歩きながら、その峻烈な生涯の謎を辿る。〈受賞情報〉藤村記念歴程賞(第42回)