大規模林業と小規模林業が共存して持続可能な森林経営を行なっているオーストリア。そのカギは、徹底した林業専門教育、地域密着のエネルギー供給をはじめとする土地に根ざした地域主体の小規模林業・林産業と多様な支援体制にあった。日本の農山村が、地域の自然資源を活かして経済的に自立するための実践哲学を示す。