当事者の事情を適切に判断してもらうために!
◆離婚給付の増額・減額事由について、主張・立証するためのポイントを費目別・個別事情ごとに解説しています。 ◆請求する側・される側の立場に分け、主張できる事項や主張方法を取り上げています。また、立証に必要な証拠資料を表形式で掲げています。 ◆多数の紛争解決に携わり実務に精通した弁護士が、実務の経験を踏まえて執筆しています。
第1章 財産分与 第1 財産分与の一般的な主張・立証方法 第2 財産分与 増額・減額のポイント 1 基準時に関する事情 〔1〕財産分与の基準時が別居時より後であることを主張する場合(単身赴任・海外留学等を理由に別居した例) 〔2〕財産分与の基準時が別居時より前であることを主張する場合(家庭内別居が先行していた例) 2 分与対象に関する事情 〔3〕相手方が任意に開示していない財産があることを主張する場合(弁護士会照会・調査嘱託制度) 〔4〕別居時に持ち出した財産の持ち戻しを主張する場合 〔5〕子名義の財産を分与対象とすることを主張する場合