4姉妹と母。
女たちが抱く罪悪感と宝物。
アパレル通販会社で働く4姉妹の末っ子・仁衣。
喫茶店を営む三女・茉子。
役所勤務の次女・太重。
シングルマザーの長女・イチ。
そして、実家を一人で守る母。
今はそれぞれ離れて暮らしているが、
女5人で育てた長女の息子・岳は、皆にとっての宝物だ。
けれど、岳にとっての女たちは、
いつも正義であっただろうかーー?
あなたにもきっと、思い当たる感情がある。
だからこそ、この物語はあなたの呼吸をふっと軽くする。
池辺葵が紡ぐ様々な世代の女たちと家族のあり方について。