中国仏教史の基本資料『高僧伝』初の全和訳。後漢時代に伝来した仏教は六朝期に至って隆盛を極めた。梁の慧皎は、最初期四五〇年間の高僧およそ五〇〇人の事績を集成(本伝二五七人・付伝二〇○余人)。本冊には鳩摩羅什・法顕などを扱う訳経篇、及び訳者解説を収める。