“Fランク”とレッテルを張られた組織をどう変えたのか、
社会や企業で活躍する若者を育てるために何が必要か――。
本書は、日本電産を1代で世界トップの総合モーターメーカーに育て上げた経営者・永守重信氏が、
50年計画で挑む「大学改革」から、組織改革・人材育成の本質を探り出した書籍です。
改革の舞台は、京都市内に本部を置く「京都先端科学大学」。
19年3月までは京都学園大学という名称で、受験界では偏差値が低く“Fランク”と呼ばれていました。
永守氏は私費130億円以上を投じたうえに、自ら大学に足しげく通い、改革を断行。
同大学は、永守氏の理事長就任からわずか2年で、大きな変貌を遂げつつあります。
今回は、永守氏本人に加え、彼の薫陶を受けた5人の改革実行者に直撃。改革の全貌に迫りました。
本書は、大学改革を追った書籍であると同時に、永守氏の組織論、人材育成論を学べる書籍です。
そして、カリスマ経営者の人間像に迫った書籍でもあります。
会社という組織の中で自分がどう動き、人を動かすために何をすべきか。
そして、これから世界で戦っていくうえで必要な人材とは何か、
若者にどう接するべきかといった視点でも、ビジネスパーソンに役立つはずです。