全体の中心をなす先験的論理学のうちの第二部「先験的弁証法」を収める。独断的形而上学を批判し、純粋理性が必然的におちいる二律背反を克明に分析して、ついで有名な神の存在証明の論駁へと移ってゆく。最も有名なそして興味深い部分である。