琵琶湖のほとりに、くさまおという少年がいた。この村には、雷がよく落ちる。そこでくさまおは、雷の落ちない平和な村にしようと一計を案じる…。若くして逝った画家三橋節子が、いとし子に描き残した愛と勇気の絵本。巻末エッセイ・梅原猛「三橋節子さんのこと」/三橋節子年譜付