ケニアの少女マケナは、山岳ガイドの父と山に登ることが大好きだった。が、突然、両親がエボラ出血熱で帰らぬ人に。引き取られた家になじめず、追い出されるようにスラム街にたどりつく。そこで、アルビノの少女スノウと出会い、力を合わせて生き抜こうとするが……。マケナが危機におちいるたび、幻のように現れる銀色のキツネ。それは、マケナの守護神? それとも娘を思う両親の魂?――ひとりの少女が自分の居場所を見つけるまでを描く感動の物語。