天正年間、ローマに派遣されることになった原マルティノ、中浦ジュリアン、千々石ミゲル、伊東祐益の四人は、イエズス会宣教師のフロイスと、ヴァリニャーノに連れられ、安土城へ向かった。織田信長は、宣教師の言うことを信じていないという祐益に、「愛というものが、どういうものか。自分を信じ、まっすぐに生きるとはどういうことか、帰ってきて、わしに語って聞かせろ」と問いかける。ドラマ「MAGI 天正遣欧少年使節」の脚本(鎌田敏夫)を元に、戦国の世を描いた書き下ろし小説。
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