吹く風が冷たくなり、雪の季節が近づいてきました。小さなハリネズミは、農場を歩きながら、いろいろな動物たちから雪景色の素晴らしさを聞かされます。ハリネズミは雪をみたいと願いますが、凍えるような夜がやってきて、自然と目がふさがってしまいます。ところが、その様子を農場の娘が見ていて、ハリネズミを暖かな家の中へ連れていきます。翌朝、目を覚ましたハリネズミが目にしたのは、見事な雪景色でした。それから毎日、ハリネズミは窓外の雪だるまや橇を見て過ごします。