いきものたちの気配を絵本の世界で感じてみようとする作品です。現実の世界では感じられる音や匂いなどは絵本の世界にはありません。ここに登場するものたちは、決して隠れようと意識してそこにいるわけではないのですが、なぜか見えなくなってしまっているのです。でもことばでは表現しきれないなにかがあるのです。気配を感じる能力は誰もが持っているものです。感覚を研ぎすまして、そのなにかを見つけてください。