人間は遺伝子に操られているのか?宇宙開闢の時点で、その後の出来事は一通りに決まっていたか?運命はあるのか?人間と機械は何が違うのか? こうした疑問はすべて人間の自由意志の問題であり、デモクリトスからスピノザ、デネットまで、決定論の哲学史に刻まれている。ダーウィンや神経科学など自然科学的観点も検討しつつ、決定論のこれまでとこれからを考える。