壊滅的な初日の悪評から二年、モスクワ芸術座の復活上演で一転して輝かしい成果を得、その名を不動のものにした記念碑的作品。名声を夢見て有名作家のもとに身を寄せたニーナが、恋に破れ、愛児を失いながらも、新進作家トレープレフとの再会の中で自己に目覚め、女優としての道を歩み始める物語。マイケル・フレインの英訳に拠る上演台本。