戦後の生活様式の変化(石化燃料、樹脂製品等)、里山の人口減や荒廃、輸入品増大によるタケノコ生産減等の影響から、竹林の杉や檜林や蜜柑等果樹園への侵食も問題である。地域団体、NPO等が国県市町村の補助を受ける等整備を行なっているものの、伐採した竹の価値が低く伐採竹を山に積んだり、切っても切っても改善せず苦労が著しい。ここで、難航している竹林整備を見直し、出てくる竹を完全になくして、後は立っている竹を計画的に伐採する新しい策を提案します。具体的には、春に1~2mの幼竹(採り損ねの価値ゼロ、邪魔もの)を親竹残して全伐し、秋冬に枯竹、青竹の整備を行なう。そして採った幼竹は、輸入に頼るメンマの国産化と併せて輸入タケノコ分野への普及を図ります。幼竹1本で、皮付き600円(10kg)、加工すると約2万円となり大きな価値を生みます。全国の竹林整備、地域事業化、名産品創りに活用願います。