16世紀、数万人が迫害を受けて死んだ”魔女狩り”。その狂気の時代に魔女と断罪された人々に寄り添い、医療の力で救おうとしたひとりの医師がいたーー。精神医学の先駆者でもある実在した医師ヨーハン・ヴァイヤーを描いた歴史ドラマがついに書籍化!人を助けるためならば、教会との対立も厭わない師匠アグリッパの強い姿勢に心を打たれたヴァイヤーは医師として独り立ちをしていた。ある日、毒死した女性を検視していたところ水差しの底に「悪魔の印章」を発見する。これは悪魔の仕業なのか!?