本好きなら一度は訪ねてみたい、児童文学の舞台や、作者の生まれ育った街。湖水地方の自然を作品に正確に写し取った『ピーター・ラビット』をはじめ、海外の児童文学は、事実に基づいた描写の上にファンタジーを膨らませた作品が数多くあります。物語のモデルがそのままに残る家や風景に触れ、その歴史や背景、著者の生い立ちを知れば、作品をより一層深くまで味わうことができます。40年以上にわたって作品の舞台を訪れ写真に収め、全国の図書館等で講演を行ってきた池田正孝氏の貴重な記録。読むだけで旅をした気分になれるのはもちろん、大人になった今、あらためて手に取りたくなる名作の数々。実際に現地を訪れてみたい人のためのガイドとしても使える、児童文学ファン必携の一冊!