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  • 著者芳沢光雄
  • 出版社東洋経済新報社
  • ISBN9784492762554
  • 発行2020年12月

AI時代に生きる数学力の鍛え方 / 思考力を高める学びとは

クリエイティブになるには、数学力を高めるのが早道だ!!
 
AIが進化した今日、人間に求められるのは考える力や創造力であり、学校で学ぶ算数・数学は、実はそうした力を養うための絶好のトレーニングになります。
ところが現在、日本の算数・数学教育では、定理や解答を導く論理を飛ばして、テストの答えを「当てる」ためのやり方の暗記だけをさせるような学習がはびこっています。これを著者は、「暗記数学」と呼んで批判します。そうした教育では、物事を順序立ててとらえ、論理的に考える力を養うことにはまったくなりません。
そもそも「やり方を暗記して速く計算して答えを出す」といったことは、計算機が得意とする分野であり、人間がそこで計算機と競争しても適うはずがないのです。人間はむしろ、AIを良きパートナーとして共存することを目指すべきであり、計算機と競わない領域で活躍することに軸足を置くべきでしょう。
本書は「暗記数学」式の教え方のどこが悪いか、論理をきちんと教えるとどういう説明になるかを多数の実例を用いて解説します。小中高校生の父母は思わず納得、読み進むうちに数学的・論理的思考とはどういうものかが実感でき、今からでも実践できるので、ビジネスパーソンが読んでも遅すぎることはありません。
【主な内容】
第Ⅰ部 暗記数学の弊害と克服
第1章 暗記数学とは何か
第2章 数学的に考えることが苦手になるわけ
第3章 わが子を暗記数学に陥らせないための習慣
第4章 AI時代に必要な思考力を高める学び
第Ⅱ部 考える力を養う算数・数学の学びとは
第Ⅱ部の読み方 例題を通じて、ダメな学習法と良い学習法を知る
第5章 算数に見る暗記数学の罠
第6章 算数が好きになる話題
第7章 中学数学に見る暗記数学の罠
第8章 中学数学が好きになる話題
第9章 高校数学に見る暗記数学の罠
第10章 高校数学が好きになる話題
補章 AIを視野に置いた数学の学び方

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