• Author満田拓也
  • Publisher小学館
  • ISBN9784091260857
  • Publish Date2001年5月

MAJOR 35

▼第1話/ヤなんだよ!!▼第2話/でもな▼第3話/専用グラウンド▼第4話/俺達のグラウンド▼第5話/臨時コーチ登場▼第6話/本物の栄光▼第7話/新たなる一歩▼第8話/俺だって▼第9話/宮崎▼第10話/突然の訪問者●登場人物/茂野吾郎(名門・海堂高校から、野球部のない私立聖秀学院に編入。甲子園目指し、再びゼロから出発する)、清水薫(ソフトボール部のエース。吾郎の幼なじみ)、藤井(元はナンパ野郎で野球にはなんの興味もなかったが、吾郎の豪球を見て心が動き、本気で取り組みだす)●あらすじ/夏の神奈川県大会ベスト4の強豪・横浜帝仁高校と、練習試合を行っている聖秀学院。チーム結成後初の試合だが、吾郎を中心に聖秀は奮闘し、8回表を終わって2対2の同点だ。だがそこで、キャッチャーの藤井がうめきだした。吾郎の豪球を捕り続けた彼の手は、明らかに骨折したようなはれ方をしていたのである。藤井は試合を続けると言い張るが、吾郎は棄権することを決めた。だがそこで、これまで反抗的な態度を取り続けていた田代が、自分がキャッチャーをしてもいいと言いだす(第1話)。●本巻の特徴/田代はリトルリーグ、シニアリーグでずっと硬式野球をしてきた。だが、学業を第一に考える父親にやめさせられて以来、野球に背を向けていたのだ。経験は十分の田代だけに、キャッチングは抜群。吾郎も安心して全力投球ができる。そして試合は9回裏に吾郎がサヨナラヒットを打って、見事初勝利を収めた。その後、聖秀学院には野球部用のグラウンドが無いため、吾郎たちは屋上に土を運んで、練習用の場所を作る。希望に燃える野球部の面々の前に、山田の依頼により臨時コーチがやって来た。それはなんと、吾郎の父・英毅。元プロ選手である英毅の厳しい姿勢の前に、初心者がほとんどの部員たちは恐れをなしたり、反発したりで部から去ってしまう。やっとスタートした聖秀学院野球部は、このまま解散してしまうのか!?●その他の登場人物/山田一郎(聖秀学院の英語教師。野球部の顧問を頼まれ引き受ける。日本に帰化したアメリカ人で、元の名はスティーブ・ティモシー)、田代(聖秀学院の三塁手、捕手。父親から強制的に野球を止めさせられてやる気をなくしていたが、吾郎の姿を見て発奮)、宮崎、内山(吾郎に誘われ野球部に入った素人部員。初めは適当だったが、次第にやる気になっていく)、中村美保

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