本書は、卜術といわれるものの1つです。
ほかの卜術と大きく異なるのは、吉凶がはっきりと出る、起こる時期をズバリ言い当てることができる、という2点に尽きます。また、軍師の学校だった栃木県の足利学校では、かつて、断易を教えていた事実があります。そのため断易は「軍司の易」と呼ばれるいわれを持ちます。
「断ずる易」という名の通り、「断」に強い占いですが、ではどうしたらいいか、もしっかり現れる占いで、人事百般なんでも占うことができます。実占例も数多く掲載しました。
たとえば、
・電車がストップ。タクシーにすぐ乗れるか?
・誘われたイベントに予定を変更しても行くべきか?
・彼と結婚できるか?
・この店舗の売り上げは、今後、上がるか?
・本日、15~17時にお客様は来るか?
・某株式会社の株価は上がるか?
・台風襲来、出張先から今夜、無事に帰京できるか?
・ネットで購入したブレスレットに何か憑いていないか?
など、様々な分野を占えます。
ルビを多用し、やさしい語り口で、できるだけわかりやすい解説を心がけました。
巻末の断易暦は2021年から2051年まで30年分を掲載しています。